お客様にいつもおいしいものを提供するには、チームワークが大事です。私はパートから入ったため、最初の1年半くらいは配膳や洗い物を担当していました。そのおかげで、現場の空気をよくする小さな工夫ができるようになったと思います。たとえば、調理師としては食材を大きな入れ物で渡すほうが手間を省けるけれど、配膳担当としては小分けにされているほうがサーブしやすいんですよね。そういうささいなことに気を配って、一緒に働く仲間が働きやすいように、丁寧な仕事をしたいと思っているんです。
いまは調理チームの一人として、毎日4500人分のランチをつくっています。もう少し経験が積めたら、次は自分が現場を回してみたいんです。発注やメニュー作り、現場の仕切りも含めて“プロダクションチーフ”をやってみたい。どんどん視野を広げて、もっと集団調理を極めていきたいと思います。