![](../../assets/img/members/09/mv.jpg?240606)
Members
社員紹介
感じ取る力と広い視野で
人を導いていく。
東日本BDS事業本部
多摩甲信越事業部
事業部長
藤﨑 健友
2000年入社BDS:Business Dining Services
![](../../assets/img/members/09/img-01.jpg?240514)
責任者として担当事業部の運営管理と未来を担う
入社以来、企業の社員食堂、商業ビルやホテル等公共空間に入るダイニング、また特殊なところでは刑事施設運営など、さまざまな事業部を経験してきました。現在は社員食堂を手掛けるBDS事業部の事業部長を務め、63ある事業所を統括しています。
事業部長はディストリクトマネジャーを通すなどして、会社からのメッセージを現場に伝えます。同時に、社員個々の力が最大限に発揮できるように導き、引き上げるのも大きな役目です。事業所は随時訪問していますが、それぞれに寄り添い、職場環境を整えるなどして、BDS事業の拡充と新事業への挑戦が可能な体制を整えていきます。社員だけではなく、パート従業員とのコミュニケーションも欠かせず、顔を合わせて会話することでわかることも多いですね。この仕事で大切なのは、やはり人をよく見ることです。社員たちは性格も目標もそれぞれ違います。アドバイスをするにも、その人にとって何が必要なのか掴まないと正しく導くことができません。事業部長という立場であっても、なるべく現場に近い存在であるように感じてもらえているといいですね。
![](../../assets/img/members/09/img-02.jpg?240514)
複数の企業とともに協働した官民連携の刑事施設運営
入社してから最も挑んだといえるのは、入社7年目の刑事施設の運営事業です。日本初の官民協働刑事施設を作ることになり、警備、建築、システム、医療、教育等々、各分野のプロフェッショナル企業が特定目的会社を設立し、事業にあたりました。エームサービスは収容関連業務といって、身の回りに関するすべての担当で、食事のほか洗濯、清掃、理美容、日用品や書籍の手配など、果ては施設の花壇の管理なども含まれ、本当に幅広かったですね。
私は設立からしばらくは現場に、その後はディストリクトマネジャーとしても関わりました。刺激的だったのは、異業種の企業と国が同じ目的達成のために、一つになるという一体感です。たくさんの力が一つになって生まれる巨大なパワーを体感し、一方で収益業務なので、企業同士の駆け引きもありました。自分の動き方一つで自社に影響を与えるため、緊張感も大きかったです。しかし、どんな仕事でも楽しむことができる性分なので、いろんな経験を楽しんでいました。結果的にこちらの運営が成功したことで、現在では全国で10ヶ所以上の刑事施設運営を担うまでに事業も成長しました。その最初の土台作りに貢献できたというのは、自分にとって光栄なことだと思っています。
![](../../assets/img/members/09/img-03.jpg?240514)
人と向き合い、そこから受け取ったものを自分の成長エンジンに
幅広い業態を経験できた分、学んだことは豊富ですが、意識面でターニングポイントになったのは、入社9年目頃、元上司に「感性を磨け」と言われたことです。自分では気づいていませんでしたが、よく考えると、刑事施設事業の発展で思い上がっていたのか、自分の意見を人に押し付けるような態度を取っている自分がいることに気づきました。そこからは周囲が発する情報や刺激をきちんと受け取って感じ取ることに注力し、相手の想いを理解し、不安や要望を解決することを意識するようになりました。結果的にそれがお互いに作用し、いい形で仕事ができるようになり、自分のパフォーマンス自体も上がる結果になっていきました。
現在、各事業所の社員に寄り添い、理解しようと努めているのは、このときのことが土台になって発展してきた力といえるでしょう。立場が上がれば上がるほど、周囲に与える影響は大きくなります。その一方でより注意深く人と向き合わなければ、人はついてきてくれません。今、私が育成している社員やマネジャーたちに、そうしたリーダーシップの奥深いところを伝えることも大事なことと意識し、この先も人と対峙していきたいと思います。
![](../../assets/img/members/09/week-bg.jpg?240514)