Members
社員紹介
学びやスキルアップを促し
“現場力”の高い事業部を作る。
西日本HSS事業本部
HSS関西事業部
事業部長
深石 眞貴
1996年入社HSS:Healthcare Support Services
人と人とのつながりが仕事の充実を作る
「食」で健康を支え、また治療にも貢献するのがHSS事業部の仕事です。仕事としてはメニューに制約はあるものの、社員食堂のように美味しいものを提供することに違いはありません。目の前にお客さまが来られるのか、病院なら名前や病態等が書かれたものを見て、間違えないように提供するかの違いだけでしょう。食事は入院生活の中で数少ない楽しみであり、治療の一環でもあります。食べて元気になってもらうため、どのスタッフも日々の仕事に尽くしています。
私は入社から一環してHSSのフィールドで仕事をしてきました。実は第一希望の事業部ではなかったのですが、OJT期間後の配属先事業所で先輩や同期に恵まれ、仕事の楽しさを感じたことで気持ちも変わりました。どの事業部に配属されようが、人と人のつながりの大切さや尊さを感じて働くことが、何よりも大事なことです。キャリアを積む中でそれを理解させてくれた先輩や仲間たちには感謝するばかりです。現在は事業部長としてエリアを統括していますが、現場で働く人たちに、仕事を通じて充実感や喜びを周囲の人と分かち合うことができる場をどう与えられるか、今はそんなことを考えながらマネジメントをしています。かつての私が周囲から教わった仕事の喜びを、今度は私が気づかせる側となって、現場を動かさないといけません。
病院食にとどまらない、パーティ案件の獲得で大成功
この会社で働くには、食を通じて人に楽しんでいただくだけではなく、自分たちも楽しんでモチベーションを上げ、視野を広げ、チャレンジしていくことが大事だと思っています。個人的には自分で案件を作って獲得した2つの経験が象徴的です。
営業時代に、ある病院の竣工パーティで、従来の立食300名分に加え、160名分のフレンチのフルコースを同時開催するという提案を行い、受注しました。パーティなので病院の食事とはメニューが違い、調理やホールにも人数が必要です。エリアのディストリクトマネジャーと一緒に必要なスタッフを確保したり、提供メニューに知恵を絞ったり、かつてないことに取り組みました。また、ディストリクトマネジャー時代には、別の病院でも、新人看護師300名の歓迎パーティとして立食パーティを提案し、開催が決まりました。
これらの案件で私が意識したのは、クライアント様に喜んでいただくとともに、エームサービスの調理師や栄養士メンバーにも、普段の病院食作りとは異なる刺激を与え、仕事への意欲を高めてもらいたいということでした。当日は皆が一丸となって働き、特別に取り寄せた高級食材も好評で、パーティは大盛況。クライアント様に大好評だったことはもちろん、我々にも新しいノウハウが得られ、印象深い成功体験となっています。
誰もが生き生きと働き、学べる現場作りを目指す
クライアント様との関係構築、ディストリクトマネジャーのバックアップや育成といったことを行いつつ、常に念頭に置いているのは、働きがいのある職場組織を作ることです。美味しい食事の提供は、職場環境がよくなければ実現しません。そのためには、充実感を持って働ける環境が必要です。事業部でビジョンを掲げ、一人一人が学び、スキルアップをしていくことや、仲間との信頼関係を構築し、横のつながりを作ることを推進していますが、こうしたことが現場力を高めると考えています。現場力が高まれば、必然と能動的な考えや行動を取れる人財が増え、挑むことに対する抵抗感も減り、良い循環が生まれるはずだと期待しています。
そんな施策が少し実ったのかな、と思う瞬間もあります。公休取得率を上げようと、現場のメンバーが工夫・連携し、休みやすい環境づくりに取り組みました。その結果、事業部として社内一高い公休取得率を維持し、社内で表彰されました。これこそ、現場力ではないでしょうか。これを一時的なものにせず、常にやる気と創意工夫にあふれ、一緒に働いて楽しいとか、学べると思ってもらえる現場を増やしていきたいです。