1年目社員に聞く! エームサービスのおしごとどうですか?~総合職編 Vol.1~
約半年の実地研修で感じたことを即席のグループワークで発表!
エームサービスの総合職 新入社員は、入社後に導入研修を受けたのち、ATP研修(アニュアルトレーニングプログラム)として、2カ月ごとに異なる業態を経験しながら実務を学びます。この研修を通じて4つの業態を経験した後、本人の希望と適性を踏まえて本配属先を決定します。
さらに、ATP研修期間中は、原則として月に1回、対面で集合研修を実施します。この研修では、新入社員が今後のキャリアや行動について考える機会を設けるとともに、同期同士の情報交換やネットワークづくりの場をつくることを目的としています。
2025年11月7日(金)、エームサービス本社で実施された集合研修では、メンバー同士で「仕事への思い」「やりがい」「楽しさ」を共有し、エームサービスへ就職を検討している学生や仲間に伝えるためのグループワークを行いました。発表する内容やメッセージ、発表方法まですべてメンバー自身が考え、形にするというルールのもと、ATP研修を通じて感じたことや伝えたいことをチームで話し合いながら、発表内容を作り上げました。
選んだテーマについて、5分間のプレゼンにメッセージを凝縮!
2025年に入社した20名は4つのグループに分かれ、10個のテーマの中からそれぞれ1つを選びました。40分間のディスカッションを経て、内容を5分間の発表にまとめます。発表形式はグループごとに自由に決定し、全員が参加することがルールです。
今回のグループワークでは、わかりやすく、心に響く発表をすることに加え、「自分たちの成長を振り返り、研修で得た気づきを言葉にする機会にしてほしい」という思いが、担当者から伝えられました。


グループワークでは、時間の割り振りや進行についてもメンバーに一任されていて、それぞれがタイミングを計りながら話し合いを進め、発表内容を作っていきました。
今回は「学生時代の経験が生きた場面」「入社前の自分に一言伝えるなら?」をテーマにした2チームの様子をレポートします。
「学生時代の経験が生きた場面」チーム

「経験」を「メッセージ」に。話し合いのなかに思わぬ発見も<グループワーク>
発表テーマは「学生時代の経験が生きた場面」。まずは皆で当時を振り返ります。
小柳さん
学級委員でのさまざまな経験から、人の名前を覚えることが得意でした。
田邉さん
学生時代は研究室に所属していて、成果発表を1カ月に1回以上ものペースで行っていました。
加藤さん
事業所では今、多くのパートさんと働いているけど、学生時代にアルバイトとして働いた経験は生きている気がする。
奥田さん
みんないろんなアルバイトをやったことがあるけど、「具体的にその経験をどう応用したか」の視点が必要だね。
長谷川さん
元気に挨拶するだけで雰囲気がグッと良くなるから、挨拶は特に毎日するようにしていました。
それぞれの経験を集め、発表の形式に形を整えていきます。
加藤さん
クイズ形式はどうかな?
田邉さん
いいね。あと、スケッチブックを使ったインタビュー形式もいいかもしれない。
長谷川さん
インタビュー形式なら聞く人、答える人が分かれていてやりやすそう。
小柳さん
じゃあ、キーワードをスケッチブックで見せながら、それぞれの経験を話す形にしよう。
また、発表の構成についても意見が交わされました。
奥田さん
ただ発表していくんじゃなくて、メッセージとしてまとめたいよね。
加藤さん
「社会人になって学生時代の経験が生きる場面はいっぱいあります」でどう?
田邉さん
「学生を楽しんでください」「いっぱい学んでください」でも良さそう。
奥田さん
まとめると、 「学生を頑張ろう」「何気ない些細なことも、社会人になれば生きてきます」かな。

学生に向けてのメッセージを強く意識しながら、発表の流れがまとめられていきました。
演技・クイズを交えたインタビュー式の発表
発表では、各メンバーが最初に学生時代の経験が生きた象徴的なシーンを演じ、「なぜそうしているのか」という奥田さんからの質問に答える形で自分のエピソードを語っていきました。

小柳さん
田邊さんお久しぶりです。長谷川さん、加藤さんおはようございます。
奥田さん
全員の名前を覚えてしっかり挨拶している人がいますね。一人ひとりの名前を覚えているんですか?
小柳さん
はい。私は中学・高校の学級委員で、点呼をとったりリレーの走順を考えたりすることが多く、自然と人の名前と顔を覚える力が身につきました。
今の事業所でも、20~30人のパートさんの名前を初日に覚えたことで、円滑なコミュニケーションにつながっています。
また、田邉さんの「話す力がついた」というエピソードでは、田邉さんが1年間で研究成果発表した回数をクイズとして出題。聞き手を引き込む工夫が見られました。

田邉さん
僕は学生時代に何回も人前で発表する経験を繰り返したおかげで、話す力が鍛えられました。さて、ここでクイズ。1年間の発表回数は、①5回、②10回、③15回のどれでしょうか?
正解は、③の15回です! 月に1回以上のペースで発表をしていました。
最後は、進行役の奥田さんから学生の皆さんに向けて、「“学生を全力で頑張る”ように意識してほしい」「些細なことでも、頑張った結果が仕事で役立ったり、いい仕事につながったりしていく」というメッセージでまとめられ、発表が終了しました。
発表をまとめていくなかで、自分のこれまでの経験・スキルを見直すきっかけを得たほか、同じ職域でもお互いのスキルが大きく違うことに気づき、褒め合う様子が見られました。
採用担当 小林さんからのフィードバック
小林さん
挨拶や向上心、名前を覚えること、人前で話す力。これらは総合職にとって本当に必要な素養だと思います。総合職で大事なことは二つ。周りの信頼を得ることと、実績を積むこと。日頃から挨拶して、一緒に働く人の名前を覚えているということを積み重ねていくと、良い印象を与え、信頼を得ることにつながります。信頼があればいろんな仕事が来るようになり、段々と実績が積めます。
目の前の業務でいっぱいいっぱいになっても、エームサービスの従業員には助けてくれる先輩や同僚が沢山います。皆さんが本配属後も成長する姿を楽しみにしています。来年は皆さんが1年生のトレーナーですので頑張っていきましょう!
「入社前の自分に一言伝えるなら?」チーム

皆の実感を、共感を呼ぶメッセージとして組み立てていく<グループワーク>
「入社前の自分に一言伝えるなら?」にテーマが決まると、すぐにそれぞれが今、実感していることを共有しはじめます。
海老澤さん
仕事をしていて、とても楽しいですね。
外池さん
そうなの!? 私は、自分が思い描いていた姿とは全く違ったな。
山口さん
そうだね。スケジュールの組み立てに余裕があった学生時代と比べて、時間に追われることが多いね。「やばい、あれをやらなきゃ」と焦ることもあった。
中田さん
学生のころの方が、時間があったよね。時間を大切にしたほうがいいって昔の自分に言いたい。
美馬さん
私は、学生時代からもっといろんな人と関わっておけば……と思ったね。特に2カ月で研修先の事業所が変わるから、コミュニケーション力が問われることが多かった。
外池さん
「人間関係」と「時間の使い方」の2つに分けられそうだね。
それぞれの実感をもとに、自分へのメッセージを作っていきます。
山口さん
学生時代と今がどう違うのか、という点をを中心に組み立てていきたいね。今、自分がどうなっているから、学生時代にこうしておけばよかったと思ったのか。
美馬さん
(人間関係について)私は、先輩や後輩と積極的に関われるようにしておいたほうがいいって言いたい。
中田さん
(時間の大切さについて)私は「不慣れな現場では、最初は自分の時間の確保が難しいから、時間を大切に」ということを一番伝えたい。
発表内容の軸がすぐに決まると、発表形式の検討へと移りました。聞き手に伝わりやすくする工夫を考えていきます。
海老澤さん
記者会見風にして、インタビュー対象を3人、質問側を2人にすればいいかな?
山口さん
司会進行も加えよう。質問側は「〇〇テレビの〇〇です」って前置きしたり。
中田さん
具体的な話になると回答者が長くしゃべりがちになるから、一回の発言を短くまとめたほうがいいね。短く質問して、短く答えていく形で。
発表形式とやり取りの長さが決まると、具体的なセリフを練っていきました。
話し手が答えやすく、聞き手が分かりやすい記者会見式に
テレビの記者会見を模した形式で、司会と登壇者、記者がテンポのよいやり取りで発表を進めていきました。


山口さん
本日は皆さまお集まりいただきありがとうございます、司会の山口です。エームサービスの記者会見を始めさせていただきます。本日のテーマは「入社前の自分に一言伝えるなら」。登壇者の中田さんからお願いいたします。
中田さん
私は「時間を大切に」ということを伝えたいです。
山口さん
ありがとうございます。続いてもう一人の登壇者、海老澤さんお願いします。
海老澤さん
人間関係づくりの大切さを伝えたいです。
山口さん
ありがとうございます。それでは一言について質問がある記者の方、お願いいたします。
美馬さん
中田さんに質問なのですが、学生時代は時間を大切にされていなかったということでしょうか?
中田さん
時間を大切にしていなかったわけではないんですけれども、今と比べて学生の頃は時間をムダに使っていたと思い、その時間を大切にしてほしいと思いました。
山口さん
他に質問ある方いらっしゃいますか?
外池さん
海老澤さんに質問なんですが、人間関係を大切するというのは具体的にどういうことでしょうか。
海老澤さん
学生のときは同級生と関わることが多かったのですが、入社してからは目上の人と関わることが増えます。2カ月で研修先が変わり、関わる人も変わるということも経験し、人と関係をつくる難しさを実感しています。そのことを、学生のときの自分に伝えたいと思いました。
役の作り込みに笑いが起きたあとは、真に迫る内容のエピソードトークに共感が高まり、他のグループのメンバーが真剣に発表を聞いている様子が見られました。

発表をまとめていくなかで、社会人として必要なスキルや時間の使い方をメンバー感で共有でき、今後の仕事につながる反省をするきっかけとなりました。
採用担当 小林さんからのフィードバック
小林さん
記者会見風の発表は、聞いている方が面白く聞けるように工夫されていて良かったです。「入社前の自分に一言伝えるなら?」のテーマの部分も、社会人になったときのリアルを中田さんと海老澤さんから赤裸々に語っていただき、とても参考になる内容だったと思います。
事業所では、初めて出会う方ばかりです。今のATP生の同期の雰囲気はとても良いので、ぜひ事業所でもムードメーカーの役割を担ってほしいなと思いました。

次回は第2弾として、「先輩社員との印象的なかかわり」「エームサービスに入って良かったと思えた瞬間」をテーマにした発表をご紹介します。お楽しみに!


