給食業界初!環境負荷低減の福島県白河産トマトを導入 ‐関東圏の事業所で2025年7月より提供開始-
エームサービス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小谷 周)は、農林水産省が推進する「みどりの食料システム戦略」に基づき、生産者の環境負荷低減の取り組みを星の数で「見える化」する事業において、「見える化」ラベル(以下、「みえるらべる」)」を取得したトマトを、2025年7月より関東圏の受託事業所にて提供開始します。
この取り組みは、給食業界としては初の試みであり、環境負荷の少ない食材の導入を通じて、持続可能な食の提供を目指すものです。
「みえるらべる」取得トマトとは?
今回導入するトマトは、福島県の夢みなみ農業協同組合(以下、JA夢みなみ)の白河産「夏秋トマト」で、農林水産省が定める環境配慮型の栽培方法の評価に基づき、以下の取り組みを推進することにより、従来の栽培方法と比較して温室効果ガス(GHG)排出量を10%以上削減し、「みえるらべる」星2つを取得しています。
- 重油などの化石燃料を使用しない夏秋型ハウス栽培
- 土壌診断に基づいた適正施肥と堆肥の活用
- 農薬使用の最適化と防除体系の整備
- 地域全体での栽培体系の統一




エームサービスの取り組み - 「見える」から広げる、食の選択
2025年7月から11月にかけて、エームサービスでは関東圏の受託事業所約660カ所において、「みえるらべる」を取得したトマトの採用を予定しています。提供時には「地球にやさしいトマト」であることをわかりやすく伝えるため、メニュー表やPOPなどの販促物を活用して情報を発信。クライアントや利用者の皆さまと共に、より意識的な選択を促進していきます。
また、「みえるらべる」の掲示は、食材の背景にある地域や生産者の努力、環境保全への取り組みを伝える有効な手段として、サステナブルな食の実現に向けた共創の一歩になると考えています。



地域連携の取り組み ‐ 「地球にやさしい」トマトづくりを推進
福島県県南地方では、JA夢みなみと全国農業協同組合連合会 福島県本部(以下、JA全農福島)の各ご担当者、生産者の方々が、それぞれの立場で力を合わせながら、環境に配慮した高品質なトマト栽培に取り組んでいます。JA夢みなみは「そさい栽培の手引き(生産・防除指針書)」を使用した技術指導と講習会の開催により、生産者の技術力と意識の向上を支援し、JA全農福島は「みえるらべる」取得申請をはじめ各種認証取得の支援、販売戦略を通じて市場との橋渡しを担っています。
また、生産者は、夏秋型ハウス栽培で農薬や化学肥料の削減を実践し、長年の経験と技術を生かして品質と環境の両立を追求しています。
「愛情を込めて育てたトマトを、少しでも多くの人に美味しく食べてほしい」という共通の思いのもと、三者が一体となって取り組んだ結果、本件プロジェクトの実現に至りました。


当社は、今後も環境に配慮した食材の導入を進め、地域や生産者の方々と連携しながら、食を通じて環境にやさしい社会の実現に貢献してまいります。
以上
本件に関する問い合わせ先
エームサービス株式会社 企画業務部 広報室
電話:03-6234-7522
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