IBDへの理解を深める取り組みに参加 「IBDreamめし」のレシピが公開されました

健康・栄養 2020.05.29

当社は、1995年から炎症性腸疾患(以下、IBD)患者様向けのレトルト・インスタント食品 「まんぞく君」の開発、販売を行っており、今年で25周年を迎えます。これまでに培ったIBDにおける食事に関する知見を生かし、3月28日に武田薬品工業株式会社が疾患啓発活動の一環として医療系学生向けに開催したレシピワークショップ(オンライン)に共催者として参加しました。

また、5月19日には、世界IBDデーに合わせて、同ワークショップ内で考案されたIBD患者様向け「IBDreamめし」のレシピが、武田薬品工業株式会社の特設WEBサイトに公開されました。

IBDは若年層に発症することが多く、下痢や血便、腹痛などの症状によって日常生活が制限されており、患者様の症状によって異なりますが、炎症の発生を抑えるために腸に負担をかけない食事を心がけることが大切といわれています。

この取り組みは、武田薬品工業株式会社がIBDの好発年齢層である20代の医療系学生にIBDを身近な問題として捉えてもらうことを目的に実施したものです。疾患に関するレクチャーや同社の患者様の日常を疑似体験する「In Their Shoes」プログラムと合わせてレシピワークショップが開催され、IFMSA-Japan(国際医学生連盟 日本)、一般社団法人日本薬学生連盟、栄養学生団体【N】に所属する約30名の医療系学生が参加しました。当社管理栄養士・調理師がアドバイザーとして参加し、「肉料理」「揚げ物」「ご飯もの」「麺類」の4チームに分かれて学生と共にテーマに沿って検討を行い、レシピを考案しました。

今回公開されたレシピは、患者様への食事指導の第一人者である国立大学法人東京医科歯科大学医学部附属病院の斎藤恵子先生に監修いただき、患者様が家庭で調理しやすく、食を楽しんでいただける内容になっています。

当社は今後も、IBD患者様に寄り添い、快適な生活を送れるよう「食」を通じたサポートを行ってまいります。

まんぞく君について

「まんぞく君は」は、東京都内の病院に入院中だったIBD患者様から栄養士の方に、「退院後気軽に食べられる低脂肪・低残渣の商品があったらなぁ」という声が寄せられたことがきっかけで、脂肪と繊維を控えたIBDの方も安心して食べられる、おなかにやさしい商品として1995年に開発しました。患者様とそのご家族の負担を少しでも減らし、毎日の生活をより楽しんでいただくために、クローン病・潰瘍性大腸炎の患者会の皆様と共に商品化し、今年で25周年を迎えます。

本件に関する問い合わせ先

エームサービス株式会社 企画業務部 堀 容子
電話:03-6234-7522

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