地球にやさしいやさい ‐エームサービスが地域と広げる、持続可能な食の選択 第2弾-
近年、地球温暖化による気候変動の影響により、持続可能な食料供給への関心が高まっています。特に、温室効果ガス(GHG)の排出削減や化学肥料の使用抑制など、環境に配慮した農業の推進は、未来の食卓を守るために欠かせない課題となっています。
1日約140万食を提供するエームサービスグループでは、「10年先、100年先も安全・安心でおいしい食事を安定的に提供したい」という思いのもと、持続可能な食材の調達に取り組んでいます。

聞いて、知って、思いを届けたい
環境に配慮した取り組みを知る ‐生産地を訪問‐
当社は、農林水産省が推進する「みどりの食料システム戦略」に基づき、生産者の環境負荷低減の取り組みを星の数で「見える化」する事業において、「見える化」ラベル(以下、「みえるらべる」)」を取得した碧南産にんじん「へきなん美人」を、2026年1月より東海・関西・北陸・静岡の事業所で提供します。
本取り組みは、2025年7月に給食業界で初めての導入となった、第1弾・JA夢みなみの福島県白河産「夏秋トマト(星2つ)」に続く第2弾となります。
提供に先立ち、本件の「碧南産にんじん」の生産地である愛知県碧南市を訪問し、「みえるらべる」取得に至るまでの取り組み内容と、実際に関わられたJAあいち中央碧南人参部会(以下、生産者さま)およびJAあいち中央の皆さまの思いを直接伺いました。
「みえるらべる」取得の「へきなん美人」とは?
今回導入するJAあいち中央(愛知県)の碧南産にんじん「へきなん美人」は、農林水産省が定める環境配慮型の栽培方法の評価に基づき、従来の栽培方法と比較して温室効果ガス(GHG)排出量を20%以上削減し、2024年より「みえるらべる」星3つを取得しています。
また、鮮やかな紅色で姿・形が美しく、糖度が高くニンジン独特の臭みの少ない点が特長で、化学肥料や農薬を抑えて栽培されています。特に1~2月は「へきなん美人」の収穫最盛期です。
*JAあいち中央碧南人参部会が品目「ニンジン」で「みえるらべる」を取得しており、その認証対象品の一つとしてブランドニンジン「へきなん美人」が位置づけられています。
「へきなん美人」出荷までの主な工程
夏の種まきから始まり、発芽後の管理作業を経て、冬に収穫・出荷が行われます。
・8月中旬〜9月中旬 : 畝立て、種まき、水かけなど
・9月中旬〜10月下旬 : 間引き、土寄せ
・11月中旬〜2月下旬 : 収穫、荷造りなど





2回の訪問を通じて
9月には1回目の産地訪問を実施し、生産者の皆さまおよび JAあいち中央の皆さまから「碧南産にんじん」の生産状況についてお話を伺いました。現場では、温暖化や気候変動に伴う豪雨の影響などにより、栽培環境が年々厳しくなっているとのことで、栽培にはさまざまなご苦労が生じている様子がうかがえました。
そのような中でも、生産者さまと JAあいち中央の皆さまが“ワンチーム”となり、選定基準を満たすために工夫を重ね、品質の良い「碧南産にんじん」を安定して出荷できるよう取り組まれていました。
続く12月の2回目の訪問では、JA碧南営農センター内の集出荷場や市内の圃場を視察し、生育状況や現場での取り組みについて詳しい説明を受けました。視察した圃場では、立派に育った「碧南産にんじん」がちょうど収穫期を迎えており、生産者の皆さまが丁寧に収穫作業を進めている様子を拝見しました。
また、JAあいち中央では、化学肥料および農薬の使用を低減し、環境負荷の軽減に継続して取り組む一方で、「みえるらべる」の取得を今後も目指し、良質な農産物を消費者の皆さまへ届けていく方針であることをうかがいました。
エームサービスへの期待
JAあいち中央碧南人参部会では現在、生産者さま約100名が約100ヘクタールで「ニンジン」を栽培しており、11月中旬から2月下旬までは「へきなん美人」のブランド名で、以降3月中下旬までは「へきなんにんじん」として中京市場を中心に、北陸・関西方面へ向けて今年度は約7,000トンの出荷を予定しています。今後は、より広いエリアへの販路拡大を目指し、ブランド力の一層の強化にも取り組まれるとのことです。
こうした取り組みを進めていく上でも、エームサービスの現場での調理・提供を通じて、碧南産にんじん「へきなん美人」が持つ魅力と価値を最大限に引き出し、より多くのお客さまにそのおいしさを届けてほしいという期待が示されました。



