健康経営の取り組み

基本方針

職場環境

社員が心身ともに健康で、安全かつ安心して働き続けられる職場環境の整備を進めます。

健康意識の醸成

社員一人ひとりが自身の健康に興味を持ち
健康で働くことの大切さを自覚し、自主的に自らの健康管理が行えるよう様々な健康維持・増進に向けた取り組みを行っています。

健康宣言

従業員の健康を経営課題と捉え、2018年4月1日に「健康宣言」を制定しました。
2025年10月1日、エームサービスグループ全体の「健康宣言」として改定いたしました。

従業員の幸福×従業員の健康 健康宣言ロゴ

2025年10月1日
エームサービス株式会社
代表取締役社長 小谷 周

CHO(Chief Health Officer)メッセージ

   

エームサービス株式会社は、人財を最大の資本とし、企業理念に「従業員の幸福」を掲げています。この幸福を実現するためには、社員一人ひとりが健康であることが不可欠です。私たちが追求する「健康」とは、持病があるかどうかに関係なく、社員がそれぞれの状況で心身の調子を整え、能力を最大限に発揮しながら、仲間と喜びや楽しさを共有できる状態を指します。この従業員の健康と会社の持続的成長を支えるべく、健康経営を積極的に推進してまいります。

具体的には、健康経営を推進するために、当社ではデジタルトランスフォーメーション(DX)を活用し、働きやすい環境を整備しています。また、休日日数の増加や長時間労働の是正により、「ライフワークバランス」の充実に取り組んでいます。その他にも、社員の成長意欲に応えるため、企業内大学「わたしアカデミー」を設立し、その中の「健康学部」では、栄養、運動、ストレス管理、睡眠、メンタルヘルスに関する学びの場を提供しています。更に、産業医や保健師などの産業保健職を配置し、外部相談窓口も設置するなど、心身の健康を支援する体制を整えています。

全社一丸となって健康課題に取り組むために設置した「健康経営推進委員会」の運営を継続し、今後も、当社ならではの健康経営を実現できるよう全力でサポートしてまいります。

代表取締役社長
Chief Health Officer
 小谷 周

健康経営推進体制

最高健康責任者(CHO)に選任された代表取締役社長のもと、健康経営推進委員会を設けるなど、以下の体制にて健康経営を推進しています。

   

健康経営推進委員会

社員の健康を経営課題と捉えており、より効果的な健康経営の推進および実践を目指すため、2023年4月に健康経営推進委員会を立ち上げました。人事部が主体となり、上期と下期に一度、推進会議を開催するなど、本社部門や各事業本部から推薦された委員と健康経営に関する施策の立案と効果検証および実施に向けた意思決定をし、健康経営を推進しています。

安全衛生委員会

統括産業医、衛生管理者、各事業本部推薦社員から成る安全衛生委員会を月一度開催し、産業医や衛生管理者の助言を得ながら、社員の健康を支える仕組みや職場環境改善等について協議しています。職場巡視結果により講じた対策、時間外労働時間の報告のほか、定期健康診断結果やストレスチェック結果を報告し、各委員の意見を吸い上げ、社員の健康や職場の労働安全対策へ反映しています。毎月議事録をイントラネットへ掲載し社員へ発信しています。

戦略マップ・目標・パフォーマンスデータ

戦略マップ

「働き続けたい」「人に勧めたい」エームサービスグループの実現のために、健康経営を推進していきます。

目標とパフォーマンスデータ

項目 目標値(2028年) 指標 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年
定期健康診断受診率 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
再検査受診率 75%以上

前年比1.0%上昇

73.7% 70.7% 63.1% 61.0% 55.5%
有所見率(血圧・脂質・血糖・肝機能・貧血) 50%以下

前年比0.5%低下

51.1% 52.3% 51.7% - -
適正体重維持者率 66%以上

前年比0.5%上昇

63.0% 63.0% 63.6% 64.3% 64.4%
特定保健指導実施率(評価面談) 12.5%以上

前年比0.3%上昇

5.0%

16.8% 12.4% 6.5% 8.7%
ストレスチェック受検率 90%以上

前年比3.0%上昇

89.8% 80.6% 82.1% 72.1% 72.4%
高ストレス者率 10%以下

前年比0.5%低下

13.7% 14.6% 12.9% 11.2% 10.7%
喫煙者率 17%以下

前年比0.5%低下

19.4% 19.1% 20.2% 21.3% 20.8%
運動習慣率 28%以上

前年比1.0%上昇

24.7% 23.0% 21.0% 19.4% 22.0%
へルスリテラシー(情報の収集・活用) 60%以上

前年比1.0%上昇

53.5% 55.7% - - -

特定保健指導実施率(評価面談)2024年のデータは途中経過のものであり、最終確定値ではありません

具体的な取り組み

健康診断・検査

社員個人が自身の健診結果を閲覧できる環境を整備しています。生活習慣病を含む疾病の予防およびがんの早期発見・早期予防を目的に補助金制度を運用しています。また、保健師からの受診勧奨徹底と保健指導の実施、全国健康保険協会と協力して特定保健指導の実施に努めています。

  • 40歳以上の正社員に対する人間ドック受診機会の提供と費用補助
  • 36歳以上(偶数年齢)の女性社員に対する婦人科検診(子宮頸がん、乳がん)の費用全額負担
  • 50歳以上の男性社員に対する前立腺がん検査(PSA)の費用全額負担
  • 40歳以上の社員に対する付加健診の費用全額負担
  • 40歳以上の社員に対する特定保健指導の実施
  • 正社員の歯科口腔治療補助

保健指導

施策 対象者 実施者
特定保健指導
(積極的支援・動機付け支援)
40歳以上
メタボリックシンドローム該当者・予備軍
全国健康保険協会
保健指導 39歳以下
メタボリックシンドローム予備軍
産業医・保健師

メンタルヘルス

当社では、社員が安心して相談できるよう、社内と社外に相談窓口を設置しています。社内では当社の保健師が窓口となり、必要に応じて産業医に繋げてきめ細やかな対応を行っています。また、社外では全社員と家族が利用できるヘルスケアアプリを提供し、気軽に相談ができるようにメールでも対応ができる環境を整備しています。社外窓口は、会社へ通知されることなく相談が可能です。

休業に入った社員が安心して復職できるよう、事業部・職場の担当者と協力しながら産業医と保健師によるケアを行っています。復職時は必要に応じて就業上の措置を講じる等、再発防止や社員の体調管理に取り組んでいます。メンタルヘルスについては、年に一度、外部講師によるセミナーを開催しセルフケアやラインケアの学びを深めています。また、新卒研修や管理職研修等でメンタルヘルスの理解を深めるための取り組みを行っています。

Health Report

社員の健康意識の醸成および健康課題を知り行動変容へつなげるべく、各事業部へ健康診断結果の詳細をフィードバックしています。健康診断の有所見率、喫煙・運動・飲酒・睡眠、ストレスチェック等の結果を見える化し、会社全体、各事業部、世の中の全国平均と比較し共有しています。また、組織全体の状態はイントラネットに掲載して当社社員へ発信しています。

社内エクササイズ・労働災害防止策

労働災害の防止を目的にオリジナル体操「エーム体操」を考案し、事業所では朝礼時などに実施し、労働災害の防止に努めています。本社では、肩こりや腰痛軽減、リフレッシュ等を目的に各フロアに設置しているサイネージで体操動画を配信しているほか、バランスボールを設置しています。また、運動不足解消および活動量の増加を目的に階段利用を励行しています。

本社でのエーム体操実施の様子
バランスボールの活用
階段利用促進ポスター

喫煙対策

社内喫煙ルールを設け、就業時間内は禁煙とし非喫煙者との労働時間の平等性を図るとともに、受動喫煙防止策を実施しています。禁煙支援施策として、喫煙率の前年比0.5%を目標に以下の施策を実施しています。

禁煙サポート支援策「Nosmo Life ~No Smoking Life~」の実施

  • 禁煙外来費用補助
  • 禁煙補助用品の配布
  • 禁煙アプリを使用した卒煙支援
  • 禁煙達成者へインセンティブ配布
  • イントラネットへ「禁煙サポートページ」を開設(禁煙支援の紹介、卒煙者インタビュー掲載)
  • 禁煙セミナーや禁煙コラム配信による啓蒙活動
Nosmo Lifeポスター
社内喫煙ルールポスター

女性社員への健康支援

女性社員の支援として、社内保健師が窓口となり、相談に応じています。男性社員に対しても女性の健康課題を知っていただけるようPMS(月経前症候群)や更年期症状等の健康情報を配信するとともに、年に一度、女性の健康をテーマにしたセミナーを開催し女性の健康への理解を広めています。

健康維持・増進への取組み

ウォーキングイベント

健康維持・増進への取組み

社員の健康維持・増進及びコミュニケーション活性化を目的に、2022年より全社員対象のウォーキングイベントを実施しています。10代~70代まで老若男女問わず気軽に参加できる取組みとなっています。参加した社員の約8割に運動意識の向上や行動変容がみられ、「次回も参加したい」との回答を得ています。

健康教育

健康支援活動「ヘルス+(plus)」

事業部に所属する社員の健康状態を分析したHealth Reportを毎年保健師から提供・説明をしています。各事業部の健康課題に対し、該当事業部の管理栄養士・栄養士が主体となり健康セミナー及び運動イベントを実施し、社員の健康支援・行動変容への介入を行っています。

健康教育
健康セミナー
「ヘルス+(plus)」ロゴマーク

研修実績(2025年3月期)

新入社員及び管理職を対象に、健康管理に関する研修のほか、健康に関するセミナー及び健康イベントを開催しています。
また、オンライン学習システム「わたしアカデミー」内に健康学部を開設し、心と体の健康がいつでも学べる環境を整えています。

社員研修

研修名 対象者 テーマ
新入社員研修 新入社員 健康管理の必要性、ストレスへの対応
専門職新入社員研修 新入社員(専門職) 認知(ものごと)の捉え方について
専門職ステップアップ研修 2年目社員 レジリエンス
総合職研修 新入社員 当社の健康管理とストレスマネジメント、認知の捉え方
総合職研修 2年目社員 ストレスコーピング
総合職研修 3年目社員 健康管理の必要性、メンタルヘルスの4つのケアについて
新任管理職者研修 マネジャー職(新任) 健康診断と事後措置、メンタルヘルス不調者への対応、休復職支援
MGRフォロー研修 マネジャー職(現任) 当社の長時間勤務への対応

安全衛生委員会

研修名
禁煙セミナー「たばこの害」
肝臓とアルコール
感染症~これから流行する感染症対策・対応について~
頭痛について
手洗いの重要性について

健康セミナー・健康イベント

研修名 対象者 参加人数 満足度
高血圧セミナー 全社員 140名 85%
メンタルヘルスセミナー 管理職 21名 86%
栄養士セミナー 本社勤務者 182名 95%
運動セミナー「腰痛・肩こり」 全社員 50名 100%
女性の健康セミナー 全社員 147名 100%
事業部対抗!春の50日間ウォーキングイベント 全社員 1,948名 66%
ライバルは自分!秋の"+1000歩"ウォーキング 全社員 1,689名 68%

健康支援活動「ヘルス+(plus)」実施例

研修名 参加人数
秋のウォーキングイベント ~ウォークラリーで目指せ+1000歩!~ 210名
「睡眠」について知ろう! 41名
スマートダイエット!減量の基本 46名
椅子に座って出来るヨガ ~凝り固まった体をほぐす~ 38名
脳も体もフル回転!今から始めるブレイン・フィットネス 23名

社会からの評価

健康経営優良法人

当社の社員の健康に関する取り組みが評価され、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人」に認定されています。

スポーツエールカンパニー

国民全体のスポーツ実施率の向上を目的としてスポーツ庁が認定する「スポーツエールカンパニー」に認定されています。

東京都スポーツ推進企業

企業などにおけるスポーツへの意欲を高めることを目的に、従業員のスポーツ活動の推進に向けた優れた取り組みやスポーツ分野における支援を実施している企業を認定する「東京都スポーツ推進企業」に認定されています。
当社は、令和3年度と4年度に、特に先進的な取り組みや波及効果のある取組を実施した企業として、「モデル企業」に認定されています。

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