国際宇宙ステーション(ISS)滞在期間中の若田光一宇宙飛行士に対する栄養管理業務を実施

健康・栄養 2022.10.04

2022年10月、若田光一宇宙飛行士はスペース X 社クルードラゴン 5 号機に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を行います。エームサービス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小谷 周)は、若田光一宇宙飛行士の長期滞在ミッションにおいて、健康管理運用業務のうち栄養管理業務に参加しています。

若田光一宇宙飛行士

若田光一宇宙飛行士ミッションで協力するビジネスパートナーとその役割

有人宇宙システム株式会社 宇宙飛行士の健康管理運用業務の実施・とりまとめ
大妻女子大学 宇宙飛行士の栄養指導を担当
エームサービス株式会社 宇宙飛行士の栄養評価を担当
セントラルスポーツ株式会社 宇宙飛行士の最大酸素摂取量測定を担当
特定非営利活動法人メンタルレスキュー協会 宇宙飛行士の精神心理面談を担当
エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 宇宙放射線による被ばく管理運用を担当
宇宙技術開発株式会社 宇宙食・生活用品関連業務、精神心理支援を担当

日本人宇宙飛行士ミッションの健康管理運用業務概要

ミッション任命後の宇宙飛行士に対しては、各種訓練・ミッションを無事遂行するための健康管理が行われています。ISS長期滞在中は、微小重力、閉鎖隔離、宇宙放射線被ばくなどによる健康影響リスクを最小化するため、地上から健康状態のモニタや評価および対策が行われます。帰還後は、日常生活への早期復帰と飛行前の体力水準への回復を目的としたリハビリテーションが計画的に行われます。

本業務における役割

当社は、大妻女子大学と共に、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する若田光一宇宙飛行士に対して、栄養管理業務(栄養評価)を実施します。ISSでの長期滞在中は、微小重力、閉鎖空間(ジャンボジェット機内程度)、宇宙放射線被ばくなどの地上と異なる環境で生活することにより、筋・骨量の減少や閉鎖隔離環境に伴うストレス等の人体への影響が生じるリスクがあります。そのため、アメリカ航空宇宙局(NASA)から毎週送られてくる食事の情報を分析して栄養評価を行うことによって、栄養面から若田光一宇宙飛行士の健康を適切に維持し、ISSミッションを無事に完遂できるように支援いたします。
エームサービス株式会社は、2021年4月~2024年3月までの期間、有人宇宙システム株式会社(JAMSS)が国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注した契約業務「ISS日本人宇宙飛行士健康管理運用業務」のうち、栄養管理業務に参加しています。

若田光一宇宙飛行士
若田光一宇宙飛行士
国際宇宙ステーション(ISS)
国際宇宙ステーション(ISS)
若田宇宙飛行士ミッションで協力するビジネスパートナー

エームサービス株式会社について

1976 年に三井グループ企業と米国のサービスマネジメント大手アラマーク社の合弁により設立された給食事業会社。現在はオフィス・工場をはじめ、病院・社会福祉施設、学校、スポーツスタジアム・ トレーニング施設など、グループ全体で、全国約 3,900 カ所の施設において 1日約 130 万食を提供 しています。受託先の医療現場では個々に応じた食事の管理業務に、また、約60の企業や団体、学校においては選手やチームに合った栄養指導や遠征先への帯同などのスポーツ栄養サポート関連業務に従事しています。

本件に関する問い合わせ先

エームサービス株式会社 企画業務部 広報室
電話:03-6234-7522

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