日本女子大学で学生に向けた講義を実施
11月18日(土)、日本女子大学の目白キャンパスにて当社の取締役 常務執行役員の紅林利弥が学生を対象とした特別講義の講師を担当しました。
本講義は、「給食経営管理論Ⅰ」の一環として、フードサービスマネジメントの実務と、今後、食と栄養・健康に関わる職業を目指す学生の皆さんに求められる国際的な視点について、より深く理解してもらうことを目的に同学の家政学部 食物学科の松月弘恵教授が企画をされたものです。当社のリクルート&キャリアデザイン推進部を通じて講師のご依頼をいただき実現しました。
当日は、はじめに同学の卒業生で、現在、当社社員として活躍する松尾夏海が、入社後の配属先での業務内容やエピソードをはじめ、管理栄養士として自身が将来的に目指す姿などについて、OGとして講話を行いました。
続く特別講義は二部構成で、第一部は、当社がこれまで携わってきた国際的なスポーツイベントにおける飲食提供サービスについて、施設の考え方から食材調達、メニュー計画、栄養学的なアプローチなどについて、実務者としての視点と実例を交えてご紹介しました。各国よりアスリートが集結する国際競技大会での飲食提供はアスリートファーストでなくてはならないこと、また、それを実現するためにはスポーツ栄養学をはじめ、宗教上の制約やグルテンフリー、アレルギーへの対応など、幅広い知識とノウハウが必要となることをお伝えしました。
第二部では、気候変動や貧困、飢餓問題などを鑑み、世界的にSDGs達成に向けた活動が加速する中、日本の食の現状と課題を踏まえ、これからの時代は人々の健康を維持・増進するために、プラントベースフードの利用促進やGAPの更なる推進が不可欠となり、それらの取り組みが、ひいては地球温暖化の抑止につながることを各種指標やデータを用いてご説明しました。また、持続可能な食生活の実現のためには、食と栄養・健康のプロフェッショナルを目指す学生の皆さんへの期待は大きく、近い将来、ぜひ一緒に行動を起こしていきたいという思いを述べ、講義を終えました。
100分の講義時間中、学生の皆さんは終始真剣な表情で講師の話に耳を傾けていました。質疑応答では、スポーツイベントにおける実務の詳細から食材コスト高騰への対応法まで、積極的な姿勢で多くの質問をいただきました。
当社は今後も、「食」から日本の未来を支える学生の皆さまのお役に立てるよう、各種取り組みや情報発信を継続してまいります。
本件に関する問い合わせ先
エームサービス株式会社 企画業務部 広報室
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