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ヒト 2023.03.24

仕事への意欲が高まった瞬間とは? モチベーションスイッチ Vol.1

やる気に満ち溢れて入社したものの、想像とは違う内容の仕事に戸惑ったり、活躍している同僚や先輩と自分の実力を比べて自信をなくしたり…。「自分はこのままでいいの?」という漠然とした不安を抱えた経験をもつ3名の社員がいました。職種は違えども同じ悩みを抱えたエームサービスの若き社員たちは、どのようにしてその壁を乗り越えたのでしょうか?

今回は2~3年目の総合職、栄養士、調理師それぞれの仕事の“モチベーションスイッチ”が“ON”になった瞬間と、企業内大学エームアカデミーのやる気を後押しする研修コンテンツについてご紹介します。

新卒入社2~3年目と同年代ではあるものの、当取材で初めて顔を合わせた3人。話をしていくなかで、サッカー、野球、バレーボールなど、それぞれ学生時代はスポーツに励んでいたという共通点があることがわかりました!

【総合職】ニーズをキャッチして成約へ 飛び込み営業の成功体験でスイッチON!

-Mさんが営業の仕事をするなかでぶつかった壁とは?

入社後、研修期間を経てオフィスドリンクの営業職として配属されました。
はじめにトレーナーとしてついてくれた4年上の先輩に仕事のイロハを教わりながら、営業先に同行させてもらったり、必要な資料の探し方をレクチャーしてもらったりしていました。とても仕事がデキる先輩だったので、その背中を見ているだけでも営業スタイルや話法の勉強になっていた半面、私自身はなかなか営業のアポイントメントが取れず苦戦続きだったこともあり、だんだん「焦り」を感じるようになっていました。

-その状況をどうやって打破したのでしょう?

それでもめげずにコツコツと飛び込み営業を続けていました。「うまくいかないな」と思う日は無理に営業回りを続けず、オフィスで資料づくりをするなど、気分転換の工夫もしていました。
そんなある日、営業先のお客様が「オフィスドリンクって提供に手間がかかるんだよね」と何気なく仰った一言をキャッチ!すぐさま給茶機サービスの導入を提案してみたのです。品質が高い豊富な種類のドリンクを、手間をかけずに提供できて、機械の手入れは専門スタッフに任せられると説明したところ、それが無事成約となり、同じ企業の別のオフィスでの導入にもつながりました。お客様との信頼関係が深まったことで嬉しい波紋が広がり、成功体験を得たことで「先輩のように、もっと大きな案件を動かしたい!」とさらに前向きに仕事に取り組めるようになりました。

【profile】
Mさん(総合職2年目)
2021年4月に入社し、関東の営業所でオフィスドリンクの営業開発を担当。取引先への訪問や電話による営業、モニターの導入、モニター期間のフォローを経て契約、納品まで、一連の取引を担っている。22年12月からはトレーナーとして後輩の育成にも挑戦中。

【エームサービスのヒアリング総合力研修】
エームサービスではMさんのような営業職の若手社員向けに「ヒアリング総合力研修」を行っています。この研修では、営業活動の基礎となる「ヒアリング」について総合的に学びます。
ヒアリングを行う前に必要な事前準備や、お客さまとの深い関係を築き、ニーズを引き出す営業マンへと成長するコツを先輩社員が伝授。ロールプレイングなどでスキルアップを図るなど、お客様を訪問する営業職として、自身を持って提案ができるようにサポートします。

【栄養士】新しい事業所を良くしたい! 責任あるポジションへの配置でスイッチON

-Tさんの入社当初はコロナ禍の初期だったとか?

はい、入社後の配属は学校の食堂を運営する部署だったのですが、コロナの影響を受けて学食での食事が提供できなくなりまして。医療関係の事業所でヘルプという立場で働き始めました。応援として入っていたため、なかなか主体的に動くことができず、また、コロナ禍ゆえの先行きの不透明感から「この状態はいつまで続くのだろう」という気持ちになることもありました。

-モヤモヤとした気持ちが払拭されたきっかけとは?

学食が再始動して、新しくオープンする事業所の立ち上げに関わることになりまして。集まったメンバーとゼロから運営を作り上げる機会をもらえたことだと思います。食堂とベーカリー・カフェがわかれている事業所だったのですが、上司であるマネジャーが食堂を担当し、私はベーカリー・カフェを任せてもらえることになりました。自分が誰かに判断を仰がれたり、頼られたりする立場になって「この事業所を良くしたい!」という気持ちが芽生えたことでモヤモヤは消えていました。

その後、現在の事業所に異動になりましたが、ここでの上司も「自分で考えたようにやってみなさい」と任せてくれる方で。「仕事は自分で考えてつくるもの」と考えられるようになったことも大きな変化でした。

仕事のことで迷うことも、もちろんありますが、栄養士の仲間で集まり、他の皆が奮闘している話を聞くと「自分も明日からがんばろう!」と、スイッチが入ります。

【profile】
Tさん(栄養士3年目)
2020年4月に入社し、医療関係の事業所でヘルプとして勤務。その後、新規開設した学校の事業所で勤務。現在は駅伝部などが所属する学生寮のメニュー作成と食事提供を担当。15名のスタッフと交代しながら最大で200名分ほどの調理を行う日も。「任せられることは任せる」を心掛け、ワークライフバランスを充実させている。

【エームサービスのキャリアデザイン研修】
エームサービスではTさんのような、入社1~3年目の社員を対象にワーク・ライフともに充実したキャリアを実現するための「キャリアデザイン研修」を行っています。これは同期の社員で自由に話し合いながら自身のキャリアプランを考えていく研修です。同じ目線で仕事の課題やちょっとした疑問、悩み事を共有することで、お互いに勇気をもらったり、元気づけられたりすりことも。学びだけでなく社員同士のつながりを広げる場にもなっています。

【調理師3年目】新しい仕事に触れて 「面白い!」が刺激されてスイッチON!

-Nさんの最初の職場は3,000人規模の社員食堂だったとか

最初に配属になった社員食堂は最大で3,500人の社員さんが利用する大きな現場だったので、決まった持ち場で働くのが当たり前で、私の最初の担当は「仕込み場」でした。その事業所では、社員食堂では珍しいコース料理を提供する機会もあったので大変勉強になっていましたが、「自分もいつかは任せてもらいたい!」と目標を見つけることもできました。

-NさんがスイッチON!になったと感じたきっかけとは?

まずは、調理長から「メニューを考案してみないか?」と声をかけていただいたことがきっかけです。ゆずの香りをつけた「鶏の照り焼き」を考案しました。初めての経験でしたが、検討を重ねて2週間程度で実際にお客様に提供することができ、事業所のスタッフから「Nさんのメニューたくさん売れていたよ」と聞いたときは嬉しかったですね。

その後も社内の料理コンテストに出場する機会をもらい、栄養面や調理工程、価格などを考慮したメニューをチームで考案して挑むのですが、それが面白くて。次々と新しい仕事に触れ、アイデアを形にしていく中で、やりたいことも増えていきました。

現在の職場は以前より規模的には小さいのですが、食材の発注から調理の最終調整まで、全体を見渡せるので、また新しい学びを得ることができています。

【profile】
Nさん(調理師3年目)
学生時代に調理のアルバイトをしていたことをきっかけに、調理師を目指す。2020年に入社し、2カ所の社員食堂で調理業務を経験。現在は160~230人が利用する社員食堂で、食材の発注、調理を担っている。社内で開催される料理コンテストにも積極的に出場している。

【エームサービスの専門調理実習】
エームサービスで全調理師を対象に行っている「専門調理実習」では、和・洋・中と、多彩な料理の知識を深めながら、専門調理の技術を高めることができます。豊富な経験をもつ調理のプロフェッショナルたちが講師を務め、事業所でも再現できる調理方法を指導。お客さまのさまざまなニーズにお応えする力を身につけることができます。

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