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ヒト 2023.03.31

ワーママ&ワーパパに聞いた、仕事と家庭の両立を目指す3Rules

ライフスタイルが多様化するにつれて、仕事と家庭、そのどちらも大切にする「ワークライフバランス」の考え方が広く浸透しました。とはいえ、子どもが小さいうちは、どうしても子育てに手がかかるもの。自分らしく働くために、子育て中のエームサービスの社員は、どのような工夫をしているのでしょうか。会社の制度をうまく活用しながら仕事と家庭の両立を目指すワーママ&ワーパパ社員に、ワークライフバランスを充実させるためのマイルールを聞きました。

“できることをやる”という割り切りも大事。
家族や職場の皆さんの支えで心がラクになりました

片岡さんプロフィール

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【profile】
片岡真奈美さん(入社8年目)
管理栄養士。病院の事業所勤務。現場での盛り付け・配膳チェック、病棟からの電話対応や発注、後輩の指導など、業務は多岐にわたる。
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1年4カ月の育児休業を経て、2022年4月、産休前に所属していた病院の事業所に復職を果たした片岡さん。短時間勤務制度を利用しながら、2歳の男の子のママとして、仕事と家庭の両立に奮闘しています。
「息子が保育園に通い始めた頃、よく熱を出して仕事を休まざるを得ない状況が続きました。周りに迷惑をかけてばかりでもどかしさを感じていましたが、上司や職場の方々から『できることをやればいいよ』と声をかけてもらい、気持ちがラクに。夫や近くに住む両親のフォローもあり、頑張ることができました。短時間勤務が可能なのは“子どもが3歳未満”という企業が多い中、エームサービスは“満9歳になるまで”利用できるのは有難いです。『子どもがいてもこういう働き方ができる』と、後輩たちの参考になれたらいいですね」

Rule1
子どもといる時は子どもを最優先にする

仕事が終わると急いで保育園まで迎えに行き、食事を作って食べさせて……と、終業後は目がまわるような忙しさ。けれど、「一緒に過ごせる時間が少ないので、息子が『遊んで』という時は、最優先にして遊ぶ時間を作ります」と話す片岡さん。
「最近のお気に入りの遊びは、図鑑の指さし。色や動物、食べものなど、身近にあるものが好きなようで、何度もページをめくっては『○○はどーこだ?』『これはなーんだ?』と、私と一緒に指をさして遊んでいます。息子は言葉を覚えるのが少しゆっくりですが、昨日わからなかった言葉を言えるようになった時や、図鑑で見たものを外で見つけて『あ、○○!』と反応した時は、成長を感じてうれしくなりますね。今、イヤイヤ期の真っただ中で、保育園の帰りに『自転車に乗りたくない!』と言われると本当に困ってしまうのですが(笑)、一緒にいる時はできるだけ息子の気持ちに寄り添いたいなと思います」

Rule2
子どものお風呂・寝かし付けはパパが担当

息子さんをお風呂に入れるのは、仕事から帰ってきたパパの役目。「平日は一緒にいられる時間が短いからと、夫の希望でお風呂担当になりました。『私が入れようか?』とも聞くのですが、息子とお風呂に入るのが楽しみみたいです」と微笑みながら話す片岡さん。
ふたりがお風呂に入っている間、夕食の片付けや翌日の保育園の準備をテキパキと済ませ、今度は片岡さんがお風呂へ。その間にパパが息子さんをベッドへ連れていき、そのまま寝かし付けるのが毎日のルーティンだそう。
「ひとりでゆっくりお風呂に浸かる時は、何も考えず“無”の状態になって、1日の疲れを癒やします。夫は子育てに協力的で、休日も息子の面倒をよく見てくれるので、私は大好きなパンを買いに行ったり、友人と食事をしたり、息抜きの時間が作れて、いい気分転換ができています」

Rule3
通勤時間を仕事の予習・復習にあてる

産休・育休前に働いていた事業所に復職したものの、システムや献立の内容など変化した部分も多く、慣れるまでは苦労も多かったという片岡さん。職場での仕事をより効率的に行うため、通勤時間を予習・復習にあてるというマイルールを設けて、今も続けているそうです。
「フルタイムで働いていた頃は、前日に自分でメニューの確認をしたり盛り付けの数出しを行ったりする時間が取れたのですが、時短勤務になってからは出勤したらすぐに盛り付けが始まります。すべての状況をその場で把握することは難しいので、通勤時間を活用して頭の中でシミュレーションすることにしました。患者さまに合わせたメニューの確認や盛り付けの流れ、料理に必要な食材の発注に漏れがないかなど繰り返し確認をしています。そうすることで、家庭に仕事を持ち込むことなく、子どもと過ごす時間にあてられますし、通勤中に仕事と家庭の切り替えができるのもメリットですね」

平日は時差出勤制度を利用。
週末は全力で家事&育児を楽しんでいます

岸田さんプロフィール写真

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【profile】
岸田浩明さん(入社8年目)
本社のDX部門で勤務。社員食堂のメニューやイベント情報、食べた物の栄養価などが確認できる「食堂マイページ」のアプリ化推進のほか、新たなDX施策を検討するチームに所属。
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2歳の長男と今年2月に誕生したばかりの次男、ふたりのパパという岸田さん。同じくエームサービス本社に勤務する妻・理奈さんは、育児休業中で子育てに専念しています。
「妻は次男の産休に入る前、短時間勤務制度を活用していました。息子の保育園のお迎えは早く帰れる妻が行い、私は時差出勤制度を使って朝9時半からの出勤にして、送りを担当。会社の制度を利用させてもらうことでお互いがうまく連携し、仕事にも育児にも無理なく取り組めていると思っています。長男がイヤイヤ期で、保育園に送るだけでもかなり大変な頃は、自分でも育児に関する本やYouTubeからヒントを探し、妻に解決法を相談するなどして、何とか乗り越えました! 次男が生まれてさらに環境が変わりますが、子育てを言い訳にせず、もし急に休むことになっても、その分をしっかり取り返せるように意識して仕事に取り組んでいきたいですね」

Rule1
1日の終わりに日記をつける

毎日慌ただしく過ぎていく日々の記録として、岸田さんが習慣にしているのが日記。仕事とプライベートでそれぞれ、チャット感覚で気軽に使える日記アプリを利用しているといいます。
「1日のできごとを整理するために書き始めました。仕事に関しては、『今日は○○を完了できた』『○○が課題として残った』など、忘れないようにメモ書き程度に。プライベートについては『息子が保育園に行きたがらなかったが、○○をしたら機嫌よく保育園へ行った』など子育ての記録もつけています。アプリに検索機能が付いているので、同じような悩みに直面した時に読み返せるように情報をまとめています。帰りの電車の中で書くことが多いですね」

Rule2
週末は全力で育児をする!

現在、本社勤務の岸田さんは、週1回のペースでテレワーク勤務。「在宅の日は、息子を保育園へ送っても朝の時間のゆとりがまるで違いますね」と、テレワーク制度を有効に使っているといいます。一方で、通常勤務の日は帰宅時間が遅く、夜は子育てに参加できないこともあるそう。
「特に時差出勤をしていた時期は、出勤時間が遅い分、当然退勤が遅くなり、息子の寝顔を見るだけという日もありました。どうしても平日は息子といられる時間が少ないため、その分、休日は全力で一緒に遊びます!公園に出かけたり、絵本を読んだり、大好きなトーマスやカーズのおもちゃで遊んだり……息子が起きている時間は、お気に入りの遊びにトコトン付き合うのがマイルール。私の“全力育児”は、妻のお墨付きです(笑)」

Rule3
息抜きに料理動画を観る

料理が得意で、週末は朝昼晩の3食すべてを作っているという岸田さん。「平日は育休中の妻が献立を考えて作ってくれるので、週末は基本、私が作ります。冷蔵庫にある余った食材を見ながら、何を作ろうか、献立を考えるのが密かな楽しみ。料理は無心になれるところが好きですね」と話す岸田さんの息抜きは、料理系のYouTubeチャンネルを観ることだそう。
「朝、会社に向かう電車内では新聞やスマホでニュースを読みますが、帰りは料理動画を観ることが多いです。純粋に観ていておもしろいですし、食に関する知識の向上と、仕事へのモチベーションアップにもつながっていると感じます」

制度の活用と、それぞれの家庭のルールが、ワークライフバランスを充実させることにつながっていました。

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