IBD患者様の食環境を整える「IBDreamめし」のレシピを公開
エームサービス株式会社(本社:東京都港区、以下、「エームサービス」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下、「武田薬品」)は、5月19日の世界IBDデーに合わせて、医療系学生が考案した炎症性腸疾患患者様の夢の食べ物である「IBDreamめし」を、武田薬品の疾患啓発サイトに公開しましたのでお知らせします。本取り組みは、2020年度に続き、2度目となります。なお、本公開に先立ち、メディア向け試食会が5月13日に開催されました。
IBDreamめしの一例
IBDは、一般的に「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」の2つの疾患の総称で、腸管の粘膜に慢性の炎症を引き起こします。頻回の下痢や血便、腹痛、発熱、全身の倦怠感、貧血などの症状が現れることがあり、症状によって患者様の日常生活が制限されるため、炎症の発生を抑えるために腸に負担をかけない食事を心がけることが大切といわれています。
IBDの好発年齢層である10代~20代に着目し、IBDへの理解を深めるため、IFMSA-Japan (国際医学生連盟 日本)、APS-Japan(一般社団法人日本薬学生連盟)、【N】(栄養学生団体)との共催で、学生を対象とした「IBDreamめし」を考案するワークショップを3月26日にオンラインで開催しました。ワークショップでは、疾患に関するレクチャーやディスカッションを通じてIBDを身近な問題として捉えたうえで、「IBD患者様が外食で食べたい夢のような食べ物」をコンセプトに、材料や調理方法などはもちろんのこと、見た目が映えるようにするにはどのような工夫が必要か、などの観点でレシピを考案してもらいました。なお、「肉類」、「揚げ物」、「ご飯物」、「麺類」、「デザート」のレシピは、IBD患者様に実臨床で接している管理栄養士の視点から、北里大学病院の太田裕子先生の監修を受けています。
考案レシピは、武田薬品の従業員の皆さまの理解浸透を目的として、エームサービスが受託運営する武田薬品のカフェテリアおよび食堂5拠点にて期間限定で提供してまいります。
武田薬品工業株式会社について
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
本件に関する問い合わせ先
エームサービス株式会社 企画業務部 広報室
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