「第70回 日本栄養改善学会学術総会」で当社管理栄養士が登壇しました
2023年9月1日(金)から3日(日)に開催された「第70回 日本栄養改善学会 学術総会」(主催:特定非営利活動法人 日本栄養改善学会)において、当社管理栄養士の奥薗美代子が合同シンポジウム(日本時間栄養学会・日本栄養改善学会)のシンポジストとして参加しました。
本シンポジウムは、日本栄養改善学会と日本時間栄養学会との企画で、座長には、広島大学大学院の柴田重信特任教授(日本時間栄養学会 顧問)、兵庫県立大学 永井成美教授(日本時間栄養学会 副会長)のもと、「時間栄養学から全ての人の実践栄養に」をテーマに4つの講演が行われ、当社の奥薗は、兵庫県立大学大学院との共同研究より、「夜間・交替制勤務者の健康を支えるための時間栄養学の視点から行う食環境整備」について登壇しました。
本発表は、同じく共同研究として2022年に「栄養学雑誌」に掲載された論文で示唆された、交替制勤務者の社員食堂におけるメニュー選択における課題を踏まえて,教育的アプローチ(交替制勤務の方への食事ガイド(案))と環境的アプローチ(社員食堂の食環境整備)を考案。当社のクライアント企業様のご理解とご協力のもと、受託運営する社員食堂で実施させていただいた内容をまとめたものとなります。
具体的なアプローチの方法や使用した教材、メニュー、解析中のデータなどのご紹介の後、「24時間活動し続ける社会のインフラや医療等を支える、夜間勤務,シフト勤務,不規則勤務など多様な時間で働く就労者は,さまざまな健康リスクを抱えています。そのリスクを低減し,栄養の改善につながる研究成果の実社会への還元を目指して研究を進めていきたい。」と述べ、講演を終えました。
シンポジウム概要
日本時間栄養学会・日本栄養改善学会 合同シンポジウム「時間栄養学から全ての人の実践栄養に」
座 長: 永井 成美(兵庫県立大学 環境人間学部 教授)
柴田 重信(広島大学大学院 医系科学研究科 特任教授/早稲田大学 名誉教授)
シンポジスト:
「時間栄養学から実践栄養への示唆」
柴田 重信(広島大学大学院 医系科学研究科 特任教授/早稲田大学 名誉教授)
「親子で協同する未就学児の食習慣の改善~時間栄養学的視点から~」
中出 美代(東海学園大学 健康栄養学部 教授)
「夜間・交替制勤務者の健康を支えるための時間栄養学の視点から行う食環境整備」
奥薗美代子(エームサービス株式会社 IDS センター ニュートリション室 シニアニュートリションスーパーバイザー
/兵庫県立大学大学院 環境人間学研究科)
「時間栄養学の視点から考える高齢者の栄養管理-朝食のたんぱく質の質に着目した研究から」
木下かほり(国立研究開発法人国立長寿医療研究センター研究所フレイル研究部 研究員)
*エームサービス株式会社は、日本栄養改善学会の協力会員、日本時間栄養学会の法人会員として、両学会をサポートしています。
本件に関する問い合わせ先
エームサービス株式会社 企画業務部 広報室
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