第24回日本栄養改善学会近畿支部会学術総会にてランチョンセミナーを共催
当社は、食と健康を通じて人々のウェルビーイング向上に貢献する取り組みの一環として、2025年11月22日(土)、兵庫県立大学姫路環境人間学キャンパスで開催された「第24回日本栄養改善学会近畿支部会学術総会」(大会長 永井成美教授)において、ランチョンセミナーを共催しました。

同学会は「食で創造する個と社会のウェルビーイング〜人々の幸福と健康を実現するために〜」をメインテーマに開催されました。座長の中出麻紀子准教授(兵庫県立大学環境人間学部)の進行のもと、当セミナーでは、竹林正樹客員教授(青森大学)が「なぜあの人は腰が重い?~ナッジで健康行動へと促す~」をテーマに講演しました。
講演では、「ナッジ(nudge)*」の基本的な考え方に加え、認知バイアスにより健康行動が阻害される背景、そして食生活改善や運動習慣形成に活用された事例など、行動変容を促す具体的なアプローチが紹介されました。「ナッジって面白い」「ナッジ、使ってみたい」と感じていただける内容で、学術・行政・医療福祉・企業など幅広い分野から多くの方にご参加いただきました。

ランチョンセミナーのポスター

*「ナッジ(nudge)」とは、行動経済学に基づく概念であり、選択の自由を制限することなく、人々が望ましい行動を自発的に選択しやすくなるよう、意思決定環境を設計する手法を指します。強制や義務付けではなく、情報提示や選択肢の配置などの工夫によって、自然な行動変容を促すことが特徴です。
当社は、こうした学術的知見を社会に広める役割を担い、産学官連携を通じて食と健康に関する新しい価値を創造することを目指しています。今後も、学術連携や情報発信を積極的に行い、人々の幸福と健康の実現に貢献してまいります。
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