私たちのウェルネス企画 #3 「ME-BYO スタイルアンバサダー」の活動 神奈川事業部発
全国で幅広い事業を展開している当社では、各本部・事業部に所属する栄養士・管理栄養士がプロジェクト活動を通して、それぞれのお客様のライフステージやウェルネスに関する課題に合った企画を考案し、お届けしています。取り組みの内容を担当者の思いと共にご紹介します。
神奈川県では、かながわSDGs取り組み方針における健康長寿に向けて、超高齢社会の到来に備えた日常生活における「未病改善」に着目し、健康施策「ME-BYO」を推進しています。
県内で多くの社員食堂などの運営を受託している神奈川事業部では、2020年よりこの取り組みに賛同し、栄養士プロジェクトのメンバーが中心となって「未病改善」を応援するメニューや食材を紹介するイベントを実施し、「未病改善」の概念普及と実現に努めてきました。2023年からは、神奈川県より「ME-BYO スタイルアンバサダー」を受嘱し、活動を続けています。
「未病改善」とは
人間の健康状態は、ここまでは健康、ここからは病気と明確に区別できるわけではなく、健康と病気の間で連続的に変化しており、その状態を「未病」といいます。病気になってから対処するのではなく、普段の生活において「心身を整え、健康な状態に近づける」ことが「未病を改善する」ということです。心身の状態を健やかに保ち続けるには、ふだんの食事や運動・休息などの習慣が大切です。
「ME-BYO スタイルアンバサダー」とは
神奈川県が、20代~50代の女性に向けて手軽にできる「未病の改善」の方法を生活習慣に取り入れたライフスタイル「ME-BYO スタイル」として発信し、ヨガのインストラクターや健康運動指導士、管理栄養士、医師、薬剤師などの「ME-BYO スタイルアンバサダー」と共に推進しているものです。
令和5年度からは企業も加わったアンバサダーと共に、SNSでの定期的な情報発信や「ME-BYO スタイル」実践イベントへの参加などを通じて、取り組みを強化しています。
この人にお話を聞きました
プロフィール

2015年栄養士専門職として入社し、現在10年目。
入社後は、ビジネスダイニングサービスの事業所に配属され、事業部の栄養士活動にも積極的に参加し、リーダーを務める。2023年よりマネジャー(責任者)として従事。現在は大規模の社員食堂施設と寮のマネジャーを兼務し、事業所全体の運営に携わっている。
神奈川事業部
管理栄養士 榎 香織さん
‐ 「未病改善」に取り組むきっかけは?
当時の事業部長の提案がきっかけでしたが、栄養士プロジェクトで検討していた社員食堂における健康推進の取り組みのキーワードとも合致するので、やってみたいという思いがあり、スタートしました。
当初は、まず、「未病とは?」と言葉の定義をプロジェクト内で理解することから始めました。神奈川県は、先進的な取り組みが多く、私自身、神奈川県に生まれ育っていても知らずにいました。
‐ 具体的にどのように進めましたか?
活動の目的は、まず「未病、未病改善」の内容を知ってもらうこととしました。クライアントやカスタマーはしかり、部内への啓蒙活動に取り組みました。当時、7名のプロジェクトメンバーが中心となって啓蒙用のメニューやポスター作りから始めました。取り組みは、まずクライアントのご担当者に好意的に捉えていただくことが多く、その後、カスタマーにも徐々に認知してもらえるようになりました。
事業所で提供する関連メニューは8種類からスタートしましたが、事業部の全ての事業所が何等かの形で携わることを目指していたので、メニューの提供ができない場合は情報発信だけでも行ってもらうようにしました。
その後、コロナ禍で活発にメニュー提供ができない期間があり、情報発信を中心に活動を行うようになりました。昨年、事務局の方より、企業の「ME‐BYO スタイルアンバサダー」にとお声がけいただき、受嘱させていただきました。
‐ 「ME-BYO スタイルアンバサダー」の活動について
2023年からスタートしたのでまだまだこれからですが、アンバサダーに就任されている個人の方や企業の皆さんとのミーティングへの参加と、月1回、定期的にSNS(インスタグラム)で旬の食材を使用した健康的なレシピの投稿などを行っています。
神奈川事業部に在籍している栄養士が全員携われるように持ち回りで担当しており、昨年4月に入社した1年目の社員にも担当してもらっていますが、SNSに慣れている世代のため、使用する写真にも一人ひとりの個性が出ていて良い内容になっています。
エームサービス株式会社 公式インスタグラム上での発信
5月のテーマ食材「ごぼう」
9月のテーマ食材「茄子」
‐ 今後の展開について
ミーティングなどを通して「食」だけでなく様々な角度から「未病」に取り組む方々との交流はとても良い刺激になっていますので、今後も取り組みを推進していきたいと思います。また、一般の方に向けた栄養セミナーの機会をいただいたことがあるのですが、活動の幅を広げていきたいと思っています。
こぼれ話
‐ 社員食堂施設と寮の2カ所の事業所責任者(マネジャー)として、約50名のスタッフと共にお客様への食事提供を行いながら、管理栄養士として事業部の栄養士プロジェクトにも積極的に参加している榎さん。栄養士を目指したきっかけは?
もともと食べることが好きだったこともありますが、私は、人の体は食べたもので変わると信じているし、楽しく食べ続けるためには、知識が必要だと思っています。それは、お客様への思いにも通じていて、より多くの方々に正しい知識を伝えたいと思い、栄養士を目指しました。
また、ヘルシーな食事は「味が薄い、おいしくない」というイメージを持たれがちですが、そうではないことを知ってもらうことも大切な役割だと思っています。
<関連リンク>
第2回ME-BYO スタイルアンバサダーMTGを開催しました!
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/mv4/me-byo_style/ambassador/mtg/mtg0123.html
ME-BYO スタイルアンバサダー(18 者)とのキックオフミーティングを開催しました
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/30926/20230726.pdf
神奈川県より「ME-BYO スタイルアンバサダー」を受嘱 ~キックオフミーティングに参加~
https://www.aimservices.co.jp/news/2023/08/14/6496/
エームサービス(株)とME-BYO スタイルが連携
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/mv4/me-byo_style/renkei/2021_01.html