働く人のつながりを設計　不変の価値、進化する運営

社員食堂・社員寮

株式会社豊田自動織機（本社・刈谷工場）様

事業: 繊維機械、産業車両、自動車・自動車部品の製造・販売
規模: 約2,500名
所在地: 愛知県刈谷市
サービス対象者: 本社・刈谷工場に在籍する社員

お客様からのご要望

一斉休憩制（12:00〜13:00）に対応した運営体制と快適な食環境の構築
質の高い食事とサービスの継続的な提供
お客様と連携し、食堂を通じた健康支援策の推進

豊田自動織機様では、福利厚生の一環として社員食堂の整備にも力を入れ、各拠点に充実した施設を設けられています。昼食は12:00〜13:00の一斉休憩制で、職種を問わず社員の皆様が同じ時間に食事をとることで、職場内のつながりや連帯感が自然と育まれています。このスタイルは、同社の社是に掲げられている「温情友愛の精神」にも通じる考え方に基づくものです。当社は1997年より本社・刈谷工場の社員食堂運営を受託し、2024年8月の食堂リニューアル後も、クライアント様の理念を踏まえたサービスの提供に努めています。　※写真上）約1,400席の食堂ホールは、天井が高く、自然光が差し込む明るく開放的な空間

当社の対応

1.30分間で約1,500名が来場される昼食時間

昼食時間がリフレッシュのひとときとなるよう、盛り付け工程は最大3つに絞り、主菜のバランスを見ながら提供スピードを高めています。また、毎朝の入館者数データをもとに来客数を精査し、調理数の調整や食材ロスの低減に努めています。

2.ストレスのない快適な食環境づくり

営業中は17名のスタッフがインカムで連携し、料理の残数をリアルタイムで共有。人気メニューの集中を避けるため、提供コーナーを分散させ、スムーズな動線にも配慮しています。混雑する時間帯もありますが、入り口から出口まで、ストレスなく過ごしていただくために、ホール担当は小鉢の補充や待機列の整理に加え、お客様の表情や動きに細かく目を配り、何かあれば即座の対応を心がけています。

運営の状況

スタッフ一人ひとりがホスピタリティを持ち、こだわりを込めた食事をご提供することで、社員の皆様にとって食堂が「一日の中で最も楽しみにしている場所」になるよう日々尽力しています。食堂が会話のきっかけとなり、コミュニケーションの場として機能することが、私たちの喜びです。これからも、クライアント様と連携し、健康促進を目的とした施策やカンパニースポーツの応援イベントなどを通じて、食堂が社員の皆様の交流の場となり「全員参加」の理念に自然とつながるような取り組みを、形にしていければと思っています。（事業所責任者犬塚麻由美ユニットマネジャー）

お客様の声

社員が「ほっとできる」食堂は、仲間と食事を共にし、会話を楽しむことで、良い仕事を支える大切な場となっています。限られた時間の中で快適に過ごせるよう、営業中の案内や売り切れ対策などに協力いただいていることに感謝しつつ、変わらず質の高い食事の提供をお願いしたいと思います。また、当社は健康経営の強化に取り組んでいます。健康的な食生活の普及も重要なテーマとしながら食堂と連携し、社員一人ひとりの健康意識を高めていければと考えています。「提供する一食に魂を込めている」——これは以前に、エームサービスの役員の方との会話で心に残った言葉ですが、お客様の満足度を高めるため、一つひとつの食事とサービスに丁寧さとこだわりを込める姿勢を、当社の食堂や寮で、引き続き発揮していただけることを期待しています。世代や働き方が変わっても、AIが進化しても、昼食時間や人とのコミュニケーションは変わらぬ価値を持ち続けます。これからも、その価値を守り、一緒に育てていきましょう。（株式会社豊田自動織機ウェルサポート厚生部部長祖父江康志様）