私は…のような人になりたい! 栄養士×栄養素 #9
わたしたちが、毎日元気よく過ごせるのは、体にある約60兆もの細胞が、食べ物を消化したり体を作ったり、きちんと働いてくれているから。その細胞のサポートを行っているのが栄養素で、それぞれに大切な機能があります。すばらしい「栄養素のチカラ」を、当社の幅広いフィールドで活躍する栄養士がご紹介します。

2019年 入社
入社後はキャンパス&スクール部門に配属。
私立小学校での給食の提供をはじめ、中学校・高等学校での食事提供に従事し、2024年9月からオペレーションリーダーに就任。
学校事業所の栄養士として、アレルギーの原材料チェックや代替食の調理から献立表の確認、事務業務まで幅広くこなす。
私は「ヨウ素」のような人になりたい!

- 私は「ヨウ素」のような、「子どもたちの成長を助ける」人になりたい
「ヨウ素」は、子供の発育に不可欠な成長ホルモンの分泌を促す栄養素です。子どもたちが毎日元気に過ごせるように、栄養バランスの整ったおいしい食事を提供し、成長をサポートしたいです。
- 野口さんの今後の目標は?
もっと色々な知識を身につけて、献立作成や事業所の運営に生かせるようにしていきたいです。

ニュートリンⓇ
栄養士の情報交換会でいきなり登場をお願いしたところ、しばらく考えてから「私はヨウ素にします!」と笑顔で答えてくれました。子供たちに健康的でおいしい食事を食べてもらいたいとまい進する野口さんらしい選択。その思いにエール!
「ヨウ素」について ‐ 体に欠かせないミネラルの一つ -
「ヨウ素」は別名ヨードとも呼ばれています。体内では大部分が甲状腺に存在し、甲状腺ホルモンの構成成分(主原料)として、体内の新陳代謝の調節を行います。
また、甲状腺ホルモンは生殖や成長にとっても、非常に重要な役割を果たしています。胎児の脳・末梢組織・骨格の発育など、体内のさまざまな反応に関与しています。
「ヨウ素」は海洋中に多く存在しており、海藻や魚介類に多く含まれている栄養素です。
足りないと
海産物の摂取が習慣的に行われている日本人ではヨウ素の不足が問題になることはないようですが、不足により甲状腺機能が低下すると、むくみ・疲労感・便秘・体重増加・記憶力の低下など、さまざまな症状が現れます。重症の場合には、意識障害を引き起こすこともあります。
とりすぎると
余剰分は蓄積せずに排出されますが、長期的な過剰摂取により健康被害が発生した例も報告されています。過剰摂取によってホルモン合成が阻害され、甲状腺機能が低下することがあります。
「ヨウ素」はこんな食材に多く含まれています


