私は…のような人になりたい! 栄養士×栄養素 #12

2025.07.13

わたしたちが、毎日元気よく過ごせるのは、体にある約60兆もの細胞が、食べ物を消化したり体を作ったり、きちんと働いてくれているから。その細胞のサポートを行っているのが栄養素で、それぞれに大切な機能があります。すばらしい「栄養素のチカラ」を、当社の幅広いフィールドで活躍する栄養士がご紹介します。

遠藤 すみれさん(管理栄養士)

2015年 入社
入社後は、ヘルスケアサポートサービス部門の大型急性期病院事業所で業務に携わる。
2021年よりIDSセンター(研究開発部門)に在籍。大学のスポーツ栄養研究所の招聘研究員として、研究活動のサポート業務に従事し、2024年4月に帰任。

私は「糖質」のような人になりたい!

「おにぎり」のポーズ
  • 私は「糖質」のような、「何か行動するのに欠かせないエネルギーの源」になる人になりたい。

学生の頃から色々なことに興味があり、常に新しい環境で挑戦をしていたい性格です。また、所属するチームのエネルギー源として、前向きに取り組む姿勢を大切にしていきたいと考えています。

  • 遠藤さんの今後の目標は?

当社は受託地域も事業領域もとても広いため、研究開発部門の一員として、全国どこでも十分に活用しやすい発信ができるよう、様々な視点を持ち続けたいと考えています。また、公認スポーツ栄養士の資格を取得して、さらに学びを深め、実務に生かしていければと思っています。
プライベートでは、暇を見つけて日本中を旅したいです。次は北海道と沖縄の石垣島!

ニュートリンⓇ

病院で給食管理の実務経験を積んだ後、大学のスポーツ栄養研究所の研究員として活動。現在は、当社の研究開発部門に所属し、研究所で得た最新の知見を現場に還元する形で、論文の執筆や学会発表、栄養セミナーなどに取り組む遠藤さん。そのやわらかな笑顔に秘めたエネルギーとチャレンジ精神にエール!

「糖質」について ‐ 体の土台となる3大栄養素の一つ -

脂質、たんぱく質とともに3大栄養素の一つである炭水化物は、体内の消化酵素で消化吸収される「糖質」と消化されない「食物繊維」に分けられます。摂取された「糖質」は小腸から体内に吸収されて、主に脳や筋肉など体を動かすためのエネルギー源となります。

1gあたり約4kcalのエネルギーを持ち、体内で分解されてすぐにエネルギーに変わるため、運動時のパフォーマンス向上や疲労軽減に役立ちます。

ビタミンB1が不足していると「糖質」の代謝がスムーズに行われず、余分な「糖質」は脂肪として蓄積されます。ビタミンB1と一緒にとるのがおすすめです。


足りないと

不足が続くと脳や体を動かすエネルギーが不足して、疲れやすくなったり、判断力や注意力が低下したりします。また、糖質が極端に不足すると、筋たんぱく質が分解されてエネルギー源として利用されるため、筋肉量が減少してしまう可能性があります。

とりすぎると

極端な過剰摂取は、肥満、糖尿病、生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、集中力低下や精神的な不調を引き起こす可能性があります。また、糖質依存症につながる可能性も指摘されています。



「糖質」はこんな食材に多く含まれています

砂糖・はちみつ
穀類(ごはん・パン・パスタ・うどんなど)
さつまいも

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