私は…のような人になりたい! 栄養士×栄養素 #1
わたしたちが、毎日元気よく活動できるのは、体にある何十兆個もの細胞が、食べ物を消化したり体を作ったり、きちんと働いてくれているから。その細胞のサポートを行っているのが栄養素で、それぞれに大切な機能があります。すばらしい「栄養素のチカラ」を、当社の幅広いフィールドで活躍する栄養士がご紹介します。
氏名:
土田 雅也さん(管理栄養士)
プロフィール:
2017年 入社
複数の病院事業所を経て、2024年4月より新規開設した大型急性期病院のユニットマネジャー(事業所責任者)として着任
私は「たんぱく質」のような人になりたい!
- 私は「たんぱく質」のような、事業所全体を形づくる人になりたい。
責任者として、主体となっていかなくてはならない立場だと認識しているからです。事業所の土台を形成し、良い事業所を作っていきたいという思いがあります。
- 土田さんの今後の目標は?
現在は事業所を回すことで精一杯なので、まずは日々の事業所運営をきちんと行っていきたいと思っています。そして、事業所の運営は一人ではできないので、何よりも一緒に働いてくれているスタッフを大切にしていきたいです。
この連載のトップバッター。事業所のスタッフの皆さんを、責任者としてしっかり支えていきたいという強い思いを伝えてくれました。そんな土田さんにエール!
「たんぱく質」について ‐ 体の土台となる三大栄養素の一つ -
筋肉や皮ふ、内臓、髪の毛、爪、歯などの組織をつくったり、修復したりするのに必要なため、人間の体になくてはならない栄養素です。体内には10万種類以上も存在し、体の20%を占めているといわれています。
体の機能を整えるホルモン、病気と戦う免疫抗体など、体内で起こっている活動の手助けをする酵素の原料でもあります。体の成長や筋力の維持、増進にも欠かせません。
糖質や脂質と同じように、エネルギーが足りなくなった時には、体内で作り出すことができます。
足りないと
体は、髪や爪が自然に伸びるように、常に新しく生まれ変わっているので不足しないように気をつけましょう。肌荒れや抜け毛が起こったり、エネルギーを燃やす筋肉が減って、太りやすくなってしまったりします。たんぱく質の摂取量は不足しがちと言われているため、さまざまな食品からとるようにしましょう。
とりすぎると
筋肉の合成に使われなかったたんぱく質は脂質として体内に蓄積されます。多くとりすぎると腸内環境が乱れたり、病気の原因になってしまうこともあります。大事な栄養素ですが、ごはんや野菜をとらずにたんぱく質の多い食品ばかりとることはおすすめできません。