栄養士に向けた「防災・減災勉強会」/「第一回Nutrition Conference」を開催

2024.06.28

当社では、全国の施設で幅広い事業に従事する栄養士・管理栄養士を対象に、研修や情報交換、交流の機会を設ける取り組みを積極的に推進しています。

2024年3月14日には、地震や豪雨等の自然災害発生時における食事に関する知識の習得と災害時対応への理解を深めることを目的とした「防災・減災勉強会」と、第一回目となる「Nutrition Conference(ニュートリション・カンファレンス)」が開催され、当社とグループ会社の株式会社メフォスの栄養士・管理栄養士総勢40名が参加しました。

第1部「防災・減災勉強会」で普段にも役立つレシピを学ぶ

ポリCOOKⓇの考案者である森下 園子先生をお招きして、ポリ袋で湯煎する調理法の実習と防災セミナーを実施いただきました。

ポリCOOKⓇの考案者 森下園子先生
講義に真剣に聞き入る参加者

ポリCOOKⓇの実習では、ポリ袋の選定方法や調理における注意点、メリットのお話に続き、基本レシピに沿って白米と鮭、カボチャ、ツナトマトスープパスタの4品の調理・試食を行い、水や熱源が制限される環境下での食事作りを学びました。試食の結果も好評で、「応用メニューを考えてみたい」「キャンプで試してみたい」という、実活用につながる意見が多数聞かれました。

実習後の防災セミナーでは、防災の基礎知識の講義に加え、ローリングストック(備蓄食)をテーマにグループワークを実施し、「栄養面を考慮して備蓄食を検討する」課題に対して、参加者による闊達に意見交換が行われました。

食材を準備し、レシピに沿ってポリ袋に入れる
ポリ袋の口を閉じる時のコツは空気を抜くこと
一つの鍋でまとめて30分程度茹でる
試食時には「おいしい!」という声が多数

また、勉強会の一環として、メフォス社および当社の経験者から2024年1月に発生した能登半島地震と2011年の東日本大震災における事業所での対応や課題の共有が行われ、想定以上の状況であったことが伝えられました。日頃の備えの重要性に加え、特に大変な時こそ共助が求められるため、栄養士のスキルを生かすためには災害時の栄養・食糧問題の学び直しが必要であることを確認しました。

「防災・減災勉強会」講師のご紹介

講師:森下 園子先生
料理とくらしの研究家、ポリCOOK ®️代表、防災士、日本災害食学会 災害食専門員。
防災意識の高い地域に住んでいた経験から、毎日の暮らしの延長線上に防災があると考え『暮らしに寄り添う防災』をすすめる。ポリ袋調理法を使った簡単でおいしい料理を伝えている。講座開催、講師育成、学術大会入賞、クックパッド1位

第2部 「Nutrition Conference」で栄養士・管理栄養士としての活動を発表

普段は企業や医療・福祉、大学、スポーツ&エンターテインメント、学校・幼保など別々の業態で勤務する栄養士・管理栄養士が一同に会する貴重な機会として、それぞれの所属先での活動について発表を行い、交流を深めました。

部門ごとの活動内容を発表
貴重なコミュニケーションの機会に
集合写真

当グループは今後も、所属する栄養士・管理栄養士同士のコミュニケーションの場を創出し、活動を応援する取り組みを継続してまいります。

 

以上

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